大昭和紙工産業は、ポリ製のレジ袋ではなく紙袋を提供することで、持続可能な循環型事業を推進しています。化石燃料と言われる石油とは異なり、紙袋の原料となる木は使った分だけ植樹をする「森林活動」をおこなうことで数十年後にはまた木材として出荷することが可能です。さらに、紙由来の製品は古紙として回収し、古紙パルプとして再生することもできます。つまり、大昭和紙工産業は地球環境、ひいてはヒトのミライに優しい持続可能な循環型製品として、自信をもってポリ袋から紙袋への切り替えをオススメしています。
植林されたスギやヒノキなどの針葉樹は、建築資材としての商品価値を高めるため密集して植えてまっすぐ育てます。そのため適度な間引きは健全な森林を育てるためには必須となります。しかし、輸入木材が増えることで日本の林業は衰え、買い手のつかない木材が山を荒らします。木を切り、上手に利用することが木を育て、山を育む上でもっとも大切で、この循環を継続することが日本の林業を守ることにつながります。
木は主伐材として出荷されるために植樹されます。間伐材は良質な主伐材を育てるため、また環境保全をするために必要な伐採により生産された木材です。主伐材として育てられたスギやヒノキなどの針葉樹は20年~30年前後で間伐をおこない、そして40年~50年で収穫期を迎えます。戦後人工林として植樹され、収穫期を迎える樹々が日本全国で70%を超えていると言われ、今まさに日本の木材は出荷のピークを迎えています。
製造コストの安さや、保管場所をとらないなどのメリットから重宝されてきたポリ製のレジ袋。資源の非循環や海洋汚染の観点からポリ製レジ袋の「使用禁止」や「使用制限」「有料化」などの取り組みが世界各国で進んでいます。再生だけでなく、分解することもできない石油由来のポリ袋と、ヒトの手により再生することができ、最終的には分解され自然に還る森林由来の紙袋、あなたはどちらを選びますか?企業の収益や発展はもちろん大切ですが、その企業を支えている地球のことを考慮した包装資材選びをお願いします。
石油の起源には諸説ありますが、古代の動物や微生物の屍骸が地中深くのマントル層より熱を受け、変質した化石燃料だと言われています。石油は現在の技術ではヒトの手により生成することはできません。このまま採掘し続けると、50年程度で確認埋蔵量が底をつくという説もあります。古代より受け継いだ限りある資源を原料とするポリ袋をやめ、再生可能な森林資源を原料とする紙袋への切り替えをご提案しています。
毎年800万トンのプラスチックゴミが海に流出しているのをご存知ですか?「2050年には海洋プラスチックゴミが魚の量を上回る」と世界経済フォーラムで報告されました。ポリ袋などのゴミは海洋生物が誤食するだけでなく、分解しきれずマイクロプラスチックとなったゴミを蓄積した魚介類を人が食べることで健康に影響をおよぼすとも言われています。今こそ、自然に還る紙袋を選んで地球環境を守っていきましょう。
大昭和紙工産業には、紙袋を製造している工場が国内に5工場あり、手提げ紙袋や角底袋などを製造する製袋機は70台あり、その製造可能枚数は18億袋にまで上ります。機械保有台数は国内トップクラス、紙袋の国内シェアも約3割を誇っています。紙袋に特化した製造メーカーとして「大紙袋時代」を先導すべく、紙でしか体感できない良さを訴求し、ポリ製レジ袋をご利用中の企業様にも紙袋を選んでいただけるよう普及活動をおこなっていきます。環境への取り組みは企業価値を高めるために必要ですが、脱ポリ紙化が叫ばれる昨今、貴社のロゴが印刷されたポリ製レジ袋が捨てられていたら…。紙袋への切り替えから貴社のCSR活動を推進していきましょう。この広まる「紙化」の波に乗り遅れないよう、スピード感のある対応のお手伝いをさせていただきます。