大昭和紙工産業株式会社
プラスチック製品が環境におよぼす影響が問題視されている昨今、大昭和紙工産業では「紙化プロジェクト」を立ち上げました。再生不可能な化石燃料である石油由来製品を使うのではなく、分解し地球に還る木(自然)由来の「紙製品」への切り替えを推進しています。「紙製品」を使うことにより、地球環境にやさしい継続的な循環再生が可能になります。今、世の中は原料のトレースができ、サステナブルな製品が求められています。
環境省では、世界的な海洋プラスチック問題の解決に向けて、個人・自治体・NGO・企業・研究機関など幅広い主体が連携協働して取組を進めることを後押しするため、「プラスチック・スマート -for Sustainable Ocean-」キャンペーンを立ち上げました。大昭和紙工産業ではこの取り組みに賛同し、脱ポリ脱プラをすすめるべく「紙化プロジェクト」と銘打ち、包装資材などをプラスチック製品から紙製品へ切り替えることで、地球環境に持続的を守ることにつながる提案をおこなっています。この取り組みが認められ環境省の公式サイトでも紹介されています。
モノをつくる製造メーカーとして研究開発は欠かすことのできない仕事のひとつです。大昭和紙工産業では環境に配慮し研究を重ね、製品の開発をおこなっています。代表的な製品として、原紙の製造工場から生成される副産物を使用した新素材CNFやポリエチレンを使わず防湿効果をもたせた離解性防湿紙の開発があります。また、開発した素材を安心して使用いただくための品質マネジメントシステム(ISO9001)を取得しお客様にご満足いただけるサービスを心がけています。
工場の稼働により排出される廃棄物などを軽減する対策をおこなっています。無駄な電力を抑える節電や省エネはもちろん、環境の保護に留意して紙やフィルムなどのリサイクルをし資源の無駄を省くほか、処理設備の導入で廃棄物を抑える対策を各工場で取り組んでいます。モノを作る立場としての責任を果たし、地球を守る優しい工場を目指し日々取り組んでいます。
※上海大昭和有限公司にて2004年に取得
大昭和紙工産業ではFSCのCOC(Chain of Custody、加工・流通過程)認証を取得し、FSC製品の製造・販売をおこなっています。製品が一般消費者の手に届くまでには、長く複雑な加工・流通過程を経ます。FSC製品は製造・販売するまでのすべての工程を認証というチェーンで繋げ、規定のルールに則った製品を提供しています。大昭和紙工産業では17の営業所(部署)・工場にて認証を取得しています。
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で、人間、地球および繁栄のための行動計画として、宣言および目標が揚げられ、これが17の目標と169のターゲットからなる国際社会共通の目標が世界のリーダーによって決められました。
私たちは、社会や環境に対する企業の責任を深く自覚し、大昭和紙工産業ならではの方法でSDGsの達成に貢献していきます。