大昭和紙工産業株式会社
「特殊加工紙」の販売をしています。製菓・製パン工場や建材関係など幅広い分野のお客様と仕事をさせてもらっています。既存のお客様と、納入スケジュールの打合せや新しい規格のお話をさせていただくのはもちろんのこと、常に新しい顧客・案件を拾えるように取り組んでいます。普段目にすることのないアイテムが多いですが、人々の暮らしには「密接に」関係しているので、そこがモチベーションになっています。
今まで取引がなかった洋菓子工場と新たに仕事を始めることができたのが今でも印象に残っています。担当者の方と製品の規格から、納入スケジュールまで一から打合せをおこない、無事定期取引を始めることができました。最終的にはコンビニで販売されるマカロンを作る際のクッキングシートとして採用されたのですが、実際に店頭に並んだ商品を見たときは非常に感動しました。このときの経験は、今でも新規顧客・案件の獲得の「原動力」となっています。これからも多くのお客様と仕事ができるように取り組んでいきたいと思います。
私の仕事のひとつは、出版社からの「こういう絵本を作ってほしい!」という要望を、カタチにすることです。打ち合せを重ね絵本の仕様とコストが確定した後、デザイン担当と一緒に白サンプルを作成します。作成した白サンプルをもとに形状や細かな仕様を詰めていき、試しの印刷が希望どおりに仕上がっているか確認しながら、編集の方や香港の製造スタッフとのやり取りを重ね製品化にいたります。苦労して完成した絵本が店頭に並び、子供たちに読んでもらえると思うとワクワクします。
大学時代にプロダクトデザインを学んでいたこともあり、何かしらの形で「モノづくり」に携わりたいという夢がありました。就職活動はモノづくりに関われるような会社に絞っておこない、大昭和紙工産業に巡りあいました。幼いころより親しみがあり、さまざまな可能性をもつ「紙」という素材がもともと好きだったことと、私たちが普段目にしている多くのアイテムに携われるということに強い魅力を感じ、大昭和紙工産業を選びました。就職活動で迷ったときは、自分は「何が好きか」書き出してみてください。自分が選んだ会社に「好き」と思える部分が少しでもあれば、入社後もやりがいをもって楽しく働けると思います。
企画デザイン室で主に設計を担当しており、開けやすく使いやすい、そしてインパクトのある紙箱の形状をお客様に提案する仕事をしています。提案するアイテムは幅広く、POPや什器、ポップアップカード、飛び出す絵本のしかけなども手がけています。デパートや駅のお土産コーナー、書店やドラッグストア、テーマパークのグッズコーナーなどさまざまな場所に自分の作品が並ぶ機会が多く、実際に売れているところを見ると本当にやりがいを感じます。
入社一年目の冬、4種類の「飛び出す絵本」が商品化されたエピソードをご紹介します。大昭和紙工産業で飛び出す絵本を手がけるのは初、何もかもがゼロからのスタートでした。まずはお客様と絵本のテーマやしかけのアイデアを打ち合わせます。形状提案のために、市販の飛び出す絵本を大量に買い込んでイチから研究、失敗の連続でしたが試作を重ね1ヶ月で計28種類のしかけを考案、その後半年をかけて商品化にこぎつけました。制作プロセスはもちろん、製造をおこなう中国の工場視察など、商品化までにはいくつものハジメテを経験しました。正直大変でしたが、新しい挑戦は楽しく刺激的で、次に繋がる経験ができ、今の仕事に活きています。
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