大昭和紙工産業株式会社

事例紹介/お知らせ

【お知らせ】業界初!国内全営業所で再エネ100%(CO2排出量ゼロ)を実現

2020/10/01 お知らせ

震災被災地域の家庭住宅の再生エネルギー価値(J-クレジット)の活用

地球規模で発生している環境問題に対し「紙」という切り口で解決を目指している当社は、2020年10月より気候危機対策をはじめとするSDGsの目標達成と被災地支援を目指した取り組みとして、2019年度実績以降の自社の国内営業所(本社含む9カ所)における消費電力について、100%再生可能エネルギーで賄う取り組みを開始しました。パッケージ製造業において、震災被災地域の再生可能エネルギーを活用し国内営業所を再生可能エネルギー100%(※1)とする取り組みは国内においては初めてとなります。

 

環境問題解決カンパニーとして国内すべての営業所における2019年度の電力消費量約242,000kWhについて、 同量の再生可能エネルギー由来のJ-クレジット(※2)を宮城県内の一般家庭住宅の太陽光発電設備から調達し カーボン・オフセット(※3)に活用することで、再生可能エネルギー100%のCO2負荷ゼロのオフィスを全国運営いたします。この活動により、当社の掲げるSDGsの目標「2030年に向け『紙』と上手に共存し続けるより良い環境と社会の実現を目指して」に貢献するとともに、 宮城県内の再エネ価値を活用することで、地域社会と被災地復興に貢献いたします。当社によるこうした取り組みは、顧客のサプライチェーンにおける間接排出量の削減にも通じる脱炭素化社会を目指す先進的な環境活動といえます。 大昭和紙工産業株式会社は、今後もパリ協定のCO2削減目標の達成を超えて持続可能な社会に貢献すべく、SDGsに配慮した取り組みの継続に努めて参ります。

 


※1.再生可能エネルギー100%とは

再生可能エネルギーとは太陽光や風力、水力など自然由来のエネルギーであり、CO2をほとんど排出しない優れたエネルギーです。 世界ではRE100など事業の使用エネルギーを再エネ100%でまかなう取組みが広がっています。

※2.J-クレジットとは

日本国内の企業間で「カーボン・オフセット」を実施普及するために、国内でCO2削減を実施する主体の「CO2削減量」の信頼性を担保すべく、 一定条件を満たしたCO2削減量を「認証」する「J-クレジット制度」を2013年度より施行中。 この制度上で、CO2を削減したと「認証」を受け売買が可能となった「CO2削減量」が 「J-クレジット」です。J-(Japan)クレジット(Credit=信用価値)。

※3.カーボン・オフセットとは

カーボン(carbon=二酸化炭素)オフセット(offset=相殺)という、CO2排出量を打ち消す行為のこと。 ある主体Aが削減できない「どうしても出てしまうCO2」を、減らせる別の主体Bの「削減量」を「購入すること」で、 打ち消すことができます。今回の場合、1年間の事業活動に伴う「CO2排出量」を、住宅太陽光発電で減らした「CO2削減量」で相殺します。

※4.再エネ証明書とは

J-クレジットプロバイダーのカーボンフリーコンサルティング株式会社が発行する事業の使用電力の再生可能エネルギー化を証明する媒体。