Sustainability
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で、人間、地球および繁栄のための行動計画として、宣言および目標が揚げられ、これが17の目標と169のターゲットからなる国際社会共通の目標が世界のリーダーによって決められました。
私たちは、社会や環境に対する企業の責任を深く自覚し、大昭和紙工産業ならではの方法でSDGsの達成に貢献していきます。
プラスチック製品が環境におよぼす影響が問題視されている昨今、紙加工メーカーである大昭和紙工産業株式会社は、サステナブルな紙製品で環境問題を解決すべく「環境問題解決カンパニー」として舵を切り始めました。再生不可能な化石燃料である石油由来製品を使うのではなく、分解し地球に還る木(自然)由来の「紙製品」への切り替えを推進しています。
また、環境問題に焦点を当てたメディア型のショッピングサイト「カンキョーダイナリー(環境>)」では、当社ならではの環境に優しい紙製品や情報を多く提供しています。
特定非営利活動法人サンクチュアリエヌピーオーと共に、美しい海を未来へと繋げるため「海洋プラスチックゴミゼロ活動」「砂浜回復活動」「ウミガメの生態調査と保護活動」に取り組んでいます。
「砂浜回復活動」では、土のう袋に自社で製造した米袋を活用するなど当社だからできる方法で海岸保全をしています。
また「海を守る®」マークを通し、お客様と一緒に支援する仕組みも確立しました。大昭和紙工産業では、新入社員研修カリキュラムに海洋保全活動を盛り込むなど、会社をあげて、サンクチュアリエヌピーオーの活動を応援しています。
当社では植樹によるカーボン・オフセットを活用し、製造工程の電力と燃料が、実質的にCO2排出量ゼロで作られたパッケージ製品のサービスを提供しています。
また、本社を含む全営業所の使用電力を非化石証書を使用して100%再生可能エネルギー化し、カーボンニュートラルを実現。CO2排出量ゼロ電力でオフィスを運営しています。
大昭和紙工産業ではFSC®のCoC(Chain of Custody、加工・流通過程)認証を取得し、FSC®製品の製造・販売をおこなっています。製品が一般消費者の手に届くまでには、長く複雑な加工・流通過程を経ます。
FSC®製品は製造・販売するまでのすべての工程を認証というチェーンで繋げ、規定のルールに則った製品を提供しています。子どもたちやその先の世代に、森が生み出す豊かなめぐみを届けるため、当社では9営業所(部署)で認証を取得し、19拠点で認証製品を取り扱っています。
モノをつくる製造メーカーとして研究開発は欠かすことのできない仕事のひとつ。大昭和紙工産業では環境に配慮し研究を重ね、製品の開発をおこなっています。
代表的な製品として、原紙の製造工場から生成される副産物を使用した新素材CNF(セルロースナノファイバー)やポリエチレンを使わず防湿効果をもたせた離解性防湿紙の開発があります。また、開発した素材を安心して使用いただくための品質マネジメントシステム(ISO9001)を取得しお客様にご満足いただけるサービスを心がけています。
環境省では、世界的な海洋プラスチック問題の解決に向けて、個人・自治体・NGO・企業・研究機関など幅広い主体が連携協働して取組を進めることを後押しするため「プラスチック・スマート -for Sustainable Ocean-」キャンペーンを立ち上げました。
大昭和紙工産業ではこの取り組みに賛同し、脱ポリ脱プラをすすめるべく「紙化プロジェクト」と銘打ち、包装資材などをプラスチック製品から紙製品へ切り替えることで、地球環境を持続的に守ることへとつながる提案をおこなっています。この取り組みが認められ環境省の公式サイトでも紹介されています。
工場の稼働により排出される廃棄物などを軽減する対策をおこなっています。無駄な電力を抑える節電や省エネはもちろん、環境の保護に留意して紙やフィルムなどのリサイクルをし資源の無駄を省くほか、処理設備の導入で廃棄物を抑える対策を各工場で取り組んでいます。
モノを作る立場としての責任を果たし、地球を守る優しい工場を目指し日々取り組んでいます。