大昭和紙工産業株式会社

事例紹介/お知らせ

【環境対策】「植樹でCO2を減らせ!」環境活動探訪記#4

大昭和紙工産業株式会社は、環境問題解決カンパニーとして舵を切り始めました。「陸」「海」「空」全方位的に環境配慮をするという取り組みの一つとして、長野県に「カンキョーダイナリーの森」を設置。今回は、実際に長野森林組合さんにお手伝いいただきながら植樹活動を行ってきた様子をお届けします。

植樹で食い止めろ!地球温暖化。

長野県に誕生!カンキョーダイナリーの森


長野県信濃町、ナウマンゾウの化石が出土したことで知られる野尻湖に程近い、標高1,875mの霊仙寺山の麓に「カンキョーダイナリーの森」が新設されました。
樹齢60年を超える収穫期を迎えたカラマツ林の一角に、長野森林組合さんが整備してくださった植樹地が現れます。今年は、ほとんど梅雨を感じることのないまま猛暑に突入し、当日も35℃を超える炎天下での植樹活動となりました。この時期のこの気候…。地球温暖化による異常気象を肌で感じ、小さな一歩でもできることから何とかしなければ!という使命感に駆られる一日となりました。

紙の原料にもなるカラマツを植える


今回植樹するのはカラマツの苗木。
成木となり収穫された針葉樹のカラマツは、主に建築資材として生まれ変わります。カラマツに含まれる樹液や木の特性から、合板として使用されるため最近では需要が高まっているとのこと。特に私たちは紙加工メーカーという立場から、植樹をするなら紙の原料となるパルプの元にもなる針葉樹と決めていました。

木と人にやさしい技術革新!


今回植樹したカラマツの苗木は、コンテナ苗といわれるもの。
カラマツのコンテナ苗は、苗木の出荷時に根切りをしないため、根を痛めないだけでなく、初期成長に優れ、植樹後の根の張りが良く活着率が良いのが特徴。地球温暖化による異常気象で、年々被害が大きくなる台風により、根元から倒れる大樹が見受けられますが、この苗が育てばこのリスクの解消も期待できるとのこと。
何より最大のメリットは、従来に比べて植樹作業が格段にラクという点!
①植え付け専用器具を使って、苗木にジャストサイズの穴を掘る。②その穴に苗木をセット。③地面を少し踏み固め、苗木と地面の活着を良くして、軽く表面を慣らせば完了です。

植樹で地球に還元したい


今回、カンキョーダイナリーの森に植樹したカラマツの苗木は全部で50本。
カラマツは40年程度で収穫期を迎えます。その成木になるまでの過程で吸収するCO2の量は、カラマツ1本あたり250kgと言われています。
つまり、今回の植樹で見込まれるCO2の削減量は、なんと12.5トン。
私たち大昭和紙工産業は紙加工メーカーとして、エネルギー削減に日々努めています。でも、生産活動を行う上でCO2排出をゼロにすることはできません。製造メーカーとして、地球で暮らす人間としての責任を少しでも果たすべく、私たちは毎年カンキョーダイナリーの森に植樹をすることで、地球に還元していきたいと考えています。


なお、カンキョーダイナリーでご購入いただいた売上の一部が、この植樹活動に役立てられます。環境に配慮された商品を購入いただき、国内の元気な森林を増やしてCO2削減を促進させましょう。また、私たちの取り組みにご賛同いただいた大昭和のお取引様には、紙袋や紙箱の製造時に発生するCO2を植樹によりオフセットし、実質排出量をゼロした製品のご提供も行っています。是非とも各企業様のSDGsの取り組みの一つとしてご利用ください。

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